30代男性が発熱のため受診し、
PL顆粒　1ｇ/回　1日4回毎食後就寝前
カロナール錠300㎎　1錠/回　1日4回毎食後就寝前　　4日分
が処方された。監査・服薬指導時に注意することとして適切でないものはどれか。

	逆流性食道炎でPPIを継続服用していたが、胃腸障害助長の可能性がある注意を促した上で、そのまま服薬指導をした。
	用量を超えた処方のため、疑義照会した。
	受診時に咳も出ると説明したが、薬が処方されていないため疑義照会をしたところ、カフコデN配合錠　2錠/回1日3回毎食後が追加になった。

令和2年4月1日施行の覚醒剤取締法の内容について、間違っているものはどれか。

	患者が服用しなくなり不要となった交付・調剤済みの医薬品覚醒剤原料は、患者やその相続人等から譲り受けることはできない。
	医薬品覚醒剤原料は帳簿を備え、譲渡等を行った医薬品覚醒剤原料の品名及び数量、年月日などを記録することが義務付けられている。
	自己の疾病の治療の目的であれば、携帯して医薬品覚醒剤原料を輸出入することができる。

ゼローダ錠を服用した際に発現することがあるとされる「手足症候群」の記述に関して、間違っているものはどれか。

	初期症状は、手や足に痺れやピリピリするような感覚の異常や、手が足が赤くなる症状が出る。
	手足症候群の予防として、足や手に圧力がかからないようにし、保湿クリームを塗って、熱いお湯にゆっくりつかることが推奨されている。
	手足症候群の発生時期は、服用開始後16週までに発生することが多いため、特に飲み始めには注意する。

小児へのメキシチールの処方に対する調剤の方法として、カッコ内に当てはまる数字の組み合わせとして適切なものはどれか。

Rp）メキシレチン　60㎎/回　1日3回毎食後　　28日分

メキシチールカプセル100㎎を（①）カプセル脱カプセルし、（②）包に調剤したうちの（③）包をお渡しする。

	①54　②90　③90
	①54　②90　③84
	①51　②85　③84

月～金曜日9：00～18：00、土曜日9：00～15：00（日・祝は休み）を開局時間として申請している薬局にて処方箋を受付けた記述として、間違っているものはどれか。

	開局時間内ではあるが、土曜日の午後2時に処方箋を応需したため、夜間・休日加算の40点を算定して調剤した。
	日曜日を輪番制の休日当番のため開局しており、午前10時に処方箋を受付けたので、休日加算（140/100）を算定して調剤した。
	水曜日の午前10時に処方箋を応需したが、患者が「後で取りにくる」と言って一度帰宅した。ところが、開局時間内には取りに来局せず、当日の午後19時に電話があって対応したため、時間外加算（100/100）を算定した。

11月1日発行の処方箋について後発医薬品分割調剤を行った際の記述として、正しいものはどれか。

	11月1日に後発医薬品に変更した薬剤①（処方日数30日分）を10日分だけ調剤し、11月15日に残りの薬剤の処方箋を受け取ったので、30日までの16日分だけ薬剤①をお渡しした。
	11月1日に後発医薬品に変更した薬剤①（処方日数30日分）を10日分だけ調剤し、11月15日に残りの薬剤の処方箋を受け取ったので、12月4日までの20日分の薬剤①をお渡しした。
	11月1日に後発医薬品に変更した薬剤①（処方日数30日分）を10日分だけ調剤し、11月20日に残りの薬剤の処方箋を受け取ったので、12月9日までの20日分の薬剤①をお渡しした。

オピオイド使用に関する記述について、適切でないものはどれか。

	デュロテップMTパッチ12.6㎎を1日1回使用している患者のレスキュードーズとして、カディアン錠30㎎を1回1錠で2時間以上空けて服用する。
	癌性疼痛によりオキシコンチン錠20㎎を1日2回服用している患者の処方内容がデュロテップMTパッチ4.2㎎1日1回貼付に変更になっていたので、デュロテップMTパッチ初回使用時は、オキシコンチン錠20㎎も同時に服用する。
	アンペック坐薬20㎎を1日4回使用している患者のオピオイドローテーションによる代替薬として、ワンデュロパッチ3.4㎎1日1回貼付する。

漢方製剤の併用に関する服薬指導時の対応について、正しいものはどれか。

	ツムラ芍薬甘草等エキス顆粒（医療用）7.5g/分3を定期的に服用している患者が風邪を引いた際に、ツムラ葛根湯エキス顆粒（医療用7.5g/分3が7日分処方されたため、疑義照会した。
	ツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒（医療用）7.5g/分3とツムラ十全大補湯エキス顆粒（医療用）7.5g/分3が処方されている患者について、四肢の脱力や頭痛などが現れた場合は早めに受診するように伝えた。
	ツムラ麻黄湯エキス顆粒（医療用）7.5g/分3とツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒（医療用）7.5g/分3が処方された患者に対して、食欲不振や不眠などの症状が出ることがあると説明した。