『観察力』
- とも子
- 今回は薬剤師歴19年のベテラン薬剤師、Sさんにコミュニケーションの秘訣をインタビューさせていただきます!今日はよろしくお願いします~!
- Sさん
- ヤダ、19年なんて歳がバレるから言わないで!(笑)私の経験の中から、何かお伝えできると嬉しいです。
- とも子
- 失礼しました(笑)では早速、コミュニケーションのコツを観察力、読解力、会話力の3点からSさんに解説してもらうわよ。まずは観察力について伝授してもらおうかしら。
- Sさん
- はい。患者さんが薬局に来たときに観察するポイントはたくさんありますよね。急いでそうなのかとか、子連れなのかとか。あとは店舗の地域性も大事です。バスが主な交通手段になっている地域なら、バスが出る時間までの制限があるだろうし、オフィス街でお昼に来る患者さんだとお昼休憩の合間に来てるのかな?といろいろ推測しますね。
- とも子
- ふむふむ。患者さんの様子や、店舗の地域などの特性で、わかる情報を拾っていくのね。
- Sさん
- はい、急いでそうな患者さんには、こちらもいつもより早口で話して『薬剤師も急いで対応してますからね』ってアピールします。同じリズム感になるというか。
- とも子
- 面白いわ!相手のスピードに合わせるのね。
- Sさん
- そうですね、自然と患者さんも安心してくれる気がしますね。薬局の時間帯によっては、どうしてもお待たせしてしまう場面もありますよね。
- とも子
- そうね、例えば服薬指導している時に、患者さんが来たら、気づいているけど何も反応できないこともよくあるわね。
- Sさん
- そんなときは、少し会釈するだけでも印象はだいぶ違います。『自分のことに気づいてくれている』って安心感を持って頂くことが大事。サインを何かしら送ることが、患者さんの心を安定させる秘訣です。
- とも子
- 確かに!手が離せないときでも、会釈や目を合わせることはできるかもしれないわね!
現場でつかえる
コミュニケーションのコツ!
例えば、待っている患者さんと目があった時、会釈をする!