年収薬剤師も捨てがたい!
- とも子
- 高年収薬剤師Aさん、ありがとうございます。ステップアップしていくストーリーがとても参考になりました。では、続いて好年収薬剤師Bさんの年収を公開してもらいましょう!
- 年収:Bさん
- 高年収薬剤師Aさんの後はちょっと辛い⋯(笑)はい、こちらです!
- 年収:Bさん
- 年齢別平均と比べると低いですよね。転職経験者ですが、前の薬局よりもお給料は下がっていますが、実質上がっているとも言えます。
- 年収:Aさん
- ん?どういうことですか?
- 年収:Bさん
- ちょっと私の場合は条件が変わっていて。勤務形態は「派遣」なんです。
なので、正社員の時と比べると、労働時間が短い契約なんですね。基本的に、水曜日と土日祝日の週3日休みです。
- とも子
- 週休3日!夢の薬剤師ライフだわ〜。まさに程よく働く好年収薬剤師のお手本ね。余暇の時間が増えて変わることはあった?
- 年収:Bさん
- とにかく寝る時間が増えました(笑)後はジムに行ったり、今まで満足にできなかった家事ができたり、週3日休みで健康的な時間を過ごせているので大満足です。以前のシフトでも13時から21時などの変則的な勤務体系もありましたが、朝9時から夕方まで働くリズムは、いい感じですね。
好年収はバランス勝負!
- とも子
- そんな好年収薬剤師のBさんが他の方に転職アドバイスするとしたら、どうしますか?
- 年収:Bさん
- 難しいですが、こんな感じかな!?
- 好年収はこう探せ!
- 外の世界を見に行こう
- 好年収の落とし穴
- 価値基準を明確にしないと⋯
- とも子
- なるほど、外の世界とは?
- 年収:Bさん
- 私はずっと都内の薬局に勤めていました。土曜もやっている店舗で、夜8時9時まで忙しく働く店舗でした。お店を閉めたらもうクタクタで帰って寝るだけの生活だったんです。不思議なことに働いているメンバーは、だんだん環境に慣れて、その状態が当たり前になってしまうんですね。結婚を機に、この状況を何とか改善したいと思い直しました。その時、昔の同僚の先輩女性薬剤師に会う機会を作りました。何人かに今の薬剤師ライフを聞いて回ったんです。
- 年収:Aさん
- すごく共感できます、20代の頃は本当にがむしゃらに働いてて、環境については疑問にも思わなかった。先輩に会うことで世界が広がったんですか?
- 年収:Bさん
- そうです、同じ薬局からスタートした先輩たち、要は自分と同じキャリアを持っているはずなんですが、皆さんいろんな働き方をしてたんですね。最初は正社員でしか考えてなかったんですが、正社員をやめて派遣で働くという選択肢があることを、そこで知りました。その方に紹介していただいた、転職支援会社の人とお会いして転職を決めた感じですね。
- とも子
- 自分と同じキャリアの薬剤師が、途中からどういう転職をしたのか聞くのは良い発見になりそうね!派遣として働くのも調剤薬局なのかしら?
- 年収:Bさん
- はい。今の店舗は、医療モールの下にある地域密着型の調剤薬局です。1日60〜80枚ほどの処方箋枚数で、そのほとんどを私がこなしているような感じです。事務さんもご近所に住んでいるパートさんです。患者さんも以前はオフィスワーカーの方が中心でしたが、今はご老人や小児科からやってくるママさんなどで、皆さん落ち着いていますね。都心の慌ただしさがないので、落ち着いて働きやすくなりました。
- とも子
- 薬局として働きやすいというのは良いことね。ネガティブなポイントで「価値基準を明確に」とありますが、これは?
- 年収:Bさん
- 私は、「お休みと勤務エリア」を転職する際の基準にしていました。反対にデメリットもあって、例えば、派遣契約は契約期間が決まっています。正社員は契約で守られていてずっと働けますが、万が一何かあっても守られなかったり、会社の都合で契約満了後に派遣終了もあり得ます。それと引き換えに条件も良いケースが多いみたいですね。仕事も、より個人の責任感は強まるように思います。明確に割り切って考えられる人に向いていますね。
- 年収:Aさん
- それはちょっと不安ですね⋯もしもの時の急な変化に耐えられる準備をしておかないと。ただ、お給料が高かったり働く条件が選べるのは魅力ですね。
- 年収:Bさん
- また、ある程度の実力も派遣先の状況によっては必要かもしれないです。いまの派遣先は大手の調剤薬局ですが、まだ新卒2年目の女性が薬局長です。適材適所に経験ある人材が入るような環境ではないですね。前の会社の方が人材は足りていたような印象があります。そういった点で、自分で動ける人、考えられる人でないと今のポジションは勤められないかもしれません。
- とも子
- 新しい職場で好年収薬剤師Bさんが評価されたことって、どんなことだったのかしら?
- 年収:Bさん
- そうですね、前の会社では都心のど真ん中の店舗にいたので、枚数をこなしていた経験がありました。その実績を転職支援会社の方も推してくださったみたいですね。調剤のスピードも速いのと、ある程度OTCや急な外国人の患者さん対応もできること、また使っている社内システムなども同じだったので、すぐに仕事に溶け込めるメリットがありました。
- とも子
- 転職支援会社の方に自分の強みをしっかり理解してもらうことが大事なポイントの一つね。好年収薬剤師Bさん、ありがとうございました!今日はご自身のことを振り返ってみていただいてどうでしたか?
- 年収:Aさん
- 私は職場の環境を変えたいな、と思ったら求人や情報をチェックしていますね。必要とされている薬局に転職できたのは運が大きかったかもしれないけど、いつでも自己アピールを忘れなかったのが良かったかも(笑)
- 年収:Bさん
- 私は色々な人にヒアリングしたのは良い経験でしたね。最初は“派遣”で大丈夫かな?と思いましたが、経験があるからこそ好条件を選べる、すごく良い働き方だと今は感じています。ママ薬剤師のみなさんも思い切り良く新しい世界に飛び込みましょう!
- とも子
- お二人とも、人に会ったり、エリアの求人をチェックしたり、年収や条件がアップするときには、何かしらアンテナを張っているのが印象的でした。薬剤師としての価値を高められる場所にタイミングよく飛び込むことができると、高年収・好年収が叶う良い転職になるのかもしれません!高年収薬剤師Aさん、好年収薬剤師Bさん、ありがとうございました!
- Aさん & Bさん
- ありがとうございました!
- とも子
- 好年収薬剤師・高年収あなたはどっち?次ページで転職先を検索してみてくださいね♡