気温も人も“あたたかい”
- とも子:
- 上原さんはママ薬剤師なので、沖縄での子育ての話をもっと聞かせてもらいたいわ!さっきは自然の話がありましたが、都会と比べて子育ての面はどう?
- 上原:
- そうですね、都会よりは穏やかな環境で育てられるので良いですね。ただ都市部などと同じで、ここ沖縄市登川は待機児童がかなり多い場所ですね。
- とも子:
- へぇ、そうなのね。待機児童問題は沖縄でも同じ。
- 上原:
- 私は運良く保育園が見つかってよかったです。沖縄もエリアによって状況は違うみたいです。那覇は移住してくる人が多かったりするので、小さなお子さん連れじゃない家庭も多いのか、逆に県内でも保育園に入りやすいみたいです。その辺の情報収集はしたほうがいいかもしれませんね。
- とも子:
- ママと薬剤師の両立は大変だと思います。日々どんな感じかしら!?
- 上原:
- 1歳4ヶ月の子供がいますので、毎日子育てで本当に精一杯!です(笑)先日、保育園に預けられない事態に陥ってしまったのですが、会社に相談したところ、なんと本社で預かってくれたんですね。いつも定時に上がらせてもらったり、周りの方のサポートをいただいてます。勉強会に参加する機会があったんですが、その間に裏の休憩所で子供を見てもらったり…本当にありがたいことばかりです。
- とも子:
- 本社で預かってくれるなんて!東京ではちょっと考えられないかも!やっぱりその辺は沖縄全体の“あたたかさ”、人の“あたたかさ”みたいなことになるのかしら?
- 上原:
- はい、特に私の会社は連帯感を感じられますね。みんな仲が良いですし。やっぱり沖縄の県民性があるかもしれません。あ、それでいうと、会社の制度も結構充実していて女性も働きやすいですね。育休を取得して、そこから復職をされる率は100%だって聞いたことがあります。
- とも子:
- それはすごい数字ね!
- 上原:
- フルタイムでなくても希望に応じて臨機応変に働けるのもいいですね。あとは、研修もしっかりやってもらえました。私はずっと病院薬剤師だったので、カルテがない調剤薬局での服薬指導の世界へと様変わりして、患者さんとの会話の引き出し方とか、情報収集とか…最初は慣れない部分が多かったんですね。中途入社でも希望に応じて研修が組めるのでスキルアップできました。ただ、沖縄の薬局が全てそんなに充実しているわけじゃないようなので、事前に調べてください!
国際色豊かな場所で
- とも子:
- 薬局さんの取り組みがしっかりされているのが伝わってきます。やっぱり、そこは沖縄の“人のあたたかさ”がベースにあるのかしらね。
- 上原:
- 沖縄では“おじぃ”“おばぁ”や“ウチナー”といった用語がありますが、名前を知らなくても気軽に話しかけ合うオープンな文化があります。「いちゃりばちょーでー(会えばみんな兄弟)」という、昔からの言葉もありますが、沖縄の文化を象徴しているかもしれませんね。
- とも子:
- やっぱりそうよね!沖縄特有の空気感も、取材しながら感じました。患者さん、特におじいさん、おばあさんも本当にナチュラルに声をかけてくれて…
- 上原:
- まあいろいろな人がいますが、全体的に穏やかで優しい人が多いですね。薬剤師としても患者さんとコミュニケーションが深まりやすくて楽しいです!
- とも子:
- 上原さんはこれからも沖縄で薬剤師を続けていたいですか!?
- 上原:
- 本当であれば、またインドにも行きたいです(笑)
- とも子:
- えっ!そうなの!?
- 上原:
- 今は子供もいるのでなかなか居場所は変えられませんが(笑)私も沖縄県民ですし、幼い頃から日本とアメリカの文化に自然と触れてきました。個人的には、いろんな国の言葉、文化、宗教、肌の色や人種が違っても同じ人間である、ということを子供にも伝えていきたいですね
- とも子:
- さすがインドに行かれた薬剤師さん、経験値が違うコメントだわ…いい意味で薬剤師の型にはまらない、自由奔放さを感じました。では最後に沖縄で薬剤師をやってみたい、という人へメッセージがあれば!
- 上原:
- 別に普通ですよ(笑)振り返ってみても、薬剤師は免許さえあればどこでもいけるのが強みですよね。海外に行っても帰ってきて研修して、すぐに仕事に復帰できるのが本当にありがたいです。沖縄を好きで来てくれるなら、みんなすぐに打ち解けられると思いますし。薬剤師と車の免許を持って…(笑)すぐに沖縄に来てください!
沖縄地方で働く薬剤師の魅力!
気候も人も暖かな魅力溢れる環境で子育てと薬剤師を両立できるのは、ママ薬剤師には大きな魅力かもしれません。綺麗な海と観光地!という沖縄のイメージですが、薬剤師不足の沖縄、ママ薬の就職にはピッタリかも!?少しでも気になったら沖縄エリアおすすめ求人情報をチェックしてみてね!